2023.09.28
水道DXがもたらす持続可能な未来
DX(デジタルトランスフォーメーション)は、現代社会においてますます重要な要素となっています。持続可能な水資源管理と、住民の皆様の快適な暮らしに貢献するために、水道業務へのDXの展開(水道DX)が広がりつつあります。
本記事では、システムを利用される自治体だけでなく、水道使用者にも水道DXの利点についてご紹介します。
1. お知らせ票・納付書のペーパーレス化
水道料金などをデータで管理し、ペーパーレス化を実現することで、以下のようなメリットがあります。
水道使用者は、利用状況や料金、支払期限等をスマートフォンからいつでもどこからでも確認でき、お知らせ票や納付書の紛失の心配がなくなります。
自治体職員は、納付書やお知らせ票発行に伴うハガキ等の印刷・郵送の時間とコストが不要となるため、作業を効率化することができます。
また、スマートフォン上での料金決済を推進することで、窓口業務の負担を減らすことにもつながります。
2. 漏水とその原因となる劣化水道管の早期検出
近年、水道管の老朽化が全国的に課題となっています。水道管劣化による漏水は貴重な水資源の浪費につながります。
従来のメーターからIoTを活用したスマートメーターに置き換えることで、検針作業が自動化され、漏水の発生を素早く検知できるようになります。
また管路が劣化しているかどうかの診断にAIを活用することで、水道管の老朽化を早期に検出できる場合があります。
このように水道DXは、水の無駄を減らし、環境にやさしい持続可能な未来を生み出します。
弊社では自治体の職員の方の負担を減らすだけでなく、水道使用者の皆様にとっても便利なサービスを実現できるよう、日々努めてまいります。