2025.08.06

住民向けポータルサイトが切り拓く水道サービスのデジタル革命

電気やクレジットカードなど生活インフラの多くがスマートフォンでの確認・支払いを前提とする中、水道サービスはいまだに紙の検針票や窓口対応が主流で、デジタル化が遅れています。こうした現状を踏まえ、住民向けポータルサイトの導入による利便性向上と業務効率化への期待が高まっています。

■暮らしを支える水道サービスにデジタルの力を

こうした中で注目されているのが、住民向けポータルサイトの導入です。 住民向けポータルサイトの導入は、単なる「便利さ」の提供にとどまらず、水道事業の持続性そのものを支える変革でもあります。
これまで水道業務は、紙ベースの請求書や目視検針など、手作業に大きく依存してきました。 その結果、人手不足や老朽設備の対応、住民ニーズへの即応など、さまざまな限界が露呈しています。
住民ポータルの導入は、こうした課題を打開し、業務効率化、住民サービスの高度化、さらには災害時の迅速な対応といった多方面の改革を後押しします。

■ポータルサイトがもたらす利便性と効率化

住民向けポータルサイトは、水道料金や使用量の確認、手続きや支払いをスマホで完結できるため利便性が大きく向上します。漏水通知や災害情報の配信も可能です。
事業者側では、窓口や電話対応の負担軽減、スマートメーター連携による検針の効率化、ペーパーレス化によるコスト削減などの効果が得られます。蓄積されたデータは資産管理や需要予測に活用され、持続可能な運営を支える基盤となります。
さらに、スマートメーターやAI技術と連携することで、水道事業の在り方は大きく変わります。スマートメーターはリアルタイムで使用量を把握でき、漏水の早期発見や高齢者の見守りにも役立ちます。AIは管路劣化の予測や設備点検、需要予測などを可能にし、計画的かつ効率的な維持管理を実現します。

■持続可能な水道サービスを目指して

水道事業のデジタル化は、住民の利便性向上と業務効率化を両立させる重要な転換点です。ポータルサイトの普及で使用量の「見える化」やオンライン手続きが進み、節水意識や行動変容の促進が期待されます。
ウォーターリンクスでは住民向けポータルサイト「みずリンク+」を全国各地の自治体様向けに提供しており、これからの持続可能な水道サービスの実現に向けて、デジタルの力で暮らしを支えてまいります。

・みずリンク+のご紹介:https://waterlinks-japan.com/service/#portal